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【書籍紹介:BIG THINGS】五輪も万博もなぜ上手くいかない?巨大プロジェクト成功の必携書!

By 中川先生のやさしいビジネス研究

Summary

Topics Covered

  • 大規模プロジェクト9割失敗
  • 参照クラス予測で現実見積もり
  • プロジェクト短く急げ成功
  • 準備じっくり実行高速

Full Transcript

中川先生の優しいビジネス研究いや今日は ですねちょっと忙しくてですね出張中の車 の中からで失礼しますなんですけどもそう それでもちょっともう是非緊急にも皆さん

にご紹介したい本がありましてこちら今 めちゃくちゃ売れてる本なんですけども ビッグシングスという本なんですけども今 世界的なですねプロジェクトマネジメント

現代の権威の方が書かれたフリアさんと いう方なんですけどもこの本本当現代日本 に本当大切な本だなという風に思いまして ちょっとこの本について簡単なんですけど

も解説をしたいと思いますそうこちらの方 はですねフリービアさんという オックスフォード大学の教授の方なんです けれどもプロジェクトマネジメント取分け 大規模プロジェクトについて1万件を

超えるようなですねデータベースを持って いてこのデータベースを使った研究をし てる方なんですねでまたその研究成果を 用いて実際に世界中の様々な大規模

プロジェクトのコンサルティングなんかも やってるという務と研究を両立されて いらっしゃる方なんですけどもデータと そして実務の中から明らかになった大規模

プロジェクトをうまくいかせるための ポイント正直この本の中にはですね めちゃくちゃたくさんいろんないいことが 書いてあってその全てはですね是非皆さん

自身が目にして欲しいんですけども今日は そん中でも中心的な発見事実を2つほど 紹介しておこうと思います皆さんこちらの

建物分かりますまシドニーの象徴オペラ ハウスなわけなんですけれどもまそうです ねオーストラリアといえばシドニーといえ ばこれなわけなんですけれどもこれって

プロジェクト大成功プロジェクトな大失敗 プロジェクトなんかなんならですねその 世界の有名建築のベスト5に数えられる ようなものなんですけど実はこれ

プロジェクトとしては大失敗なんですねえ それこそですね日本でやっている五輪だと か万博だとかとそさらに比べ物にならない ぐらいの大きな失敗だとえっとあれ失敗

だって勝手に決めちゃいけませんけれども 費用は予定の15倍後期はなんと3倍で 14年ということでこのオペラハウス1個 作るのにめちゃくちゃ時間がかかっている

わけなんですよまでも建物は実際 出来上がってからはオーストラリアの シドニーの象徴の1つにえなりましてこれ は世界的な美的建築の1つとみなされて

いるわけなんですけどもこのプロジェクト が激しい失敗だと見なされる理由の1つは 結果としてこのプロジェクトが大失敗に なったためにえこちらの建物を設計した

ウッツさんはこれでキャリアが立たれて しまって以後2度と世界的な建造物に タッチさせてもらえることはなかった キャリアを破壊してしまったわけなんです

もしこのプロジェクトはうまくいってれば ウッツさんはこのオペラハウスのみならず 世界中で名作建築を生み出したんであると

すればこれは大変大きな世界的損失になっ てしまったそんな意味でプロジェクトの大 失敗であるという風に言うわわなんです そうこういう話いくらでも聞きますねと

いうことなんですけども私が今本当日本で トレンディでタイムリーだと言ってる理由 が分かってきたんじゃないかと思いますが じゃあこれって日本のプロジェクト

マネジメントを典型的な話なのかといえば 決して日本だけじゃないんですね実はこの フリアさんの持ってるデータベースでの

分析によりますとなんとですね大規模 プロジェクトの実に9割以上が当初の予定 以上に後期遅れや費用の超過ということが

発生しておりましてその両方を達成できた プロジェクトいうのは本当ほとんどないん だということになるわけなんですよまだ からと言って日本で行われれてるえ様々な

プロジェクトが予算超過をしたりえ納期 遅れがあっていいというわけではないん ですけれどもフ指さんはここから分析を 進めましてなんでこんなことが起こるん

だろうというのを研究したんですその理由 はですねプロとが一切のトラブルなく 予定通りに進行するなんてことは決して ないんだということなんですね良きせぬ

トラブルというのは当たり前のように 起こるんだということなんです実はこの 概念というのは古くは経営学の中で ノーマルアクシデントという言い方で知ら

れているんですねアクシデントというのは 予想外のとこで起こってるようだけども プロジェクト活動中で業務活動の中では ノーマルに起こるんだと起こらない方が

例外であって起こるのが一般的だという風 に言うわけなんですねまなので実は プロジェクトの中にあっては何かしらな アクシデントが起こるという前提のもに

動かした方がいいんだということになる わけなんですまそこで実はこのクリビア 先生はですねRCFooというこの プロジェクトの実際の後期や予算の

見積もり方についての最善の方法という ものを提案されておりますまリファレンス クラスフォーキャスティングという風に 呼ぶわけなんですけどもこれはこれはえ

プロジェクト実際に線を引いてみて行数と か計算してみて予算を立てたりどれくらい になるのかというようにそのプロジェクト を高額的に計算していってこんくらいの

費用は期間になります実はこれでは 見積もることができないんだという話なん です ねそうではなくて過去に同じぐらいの規模

のプロジェクトをやった時に現実にどれ くらい費用がかかったのか現実にはどれ くらいの期間がかかったのかこれらのです ね平均値を見ていきますと概ねこの

プロジェクトがどういうトラブルが起こる か分からないにしても様々なトラブルが 起こってく中で現実にどれくらいの期間で どれくらいの予算でまとまっていくのか

それが分かるんだって言うんですよで実際 これを使うようになっていくとえこの納期 遅れや予算オーバーということがかなり 抑えられるとそういう研究もして

いらっしゃったりしますそしてもう1つな んですねこれが大変重要な知見なんです けどもれラというのがある種確率的に そして確実に起こっていくのであるとし

たらこのプロジェクト期間があってその中 で何度も何度もアクシデントが起こるんだ としたら皆さんも理屈で考えて分かります アクシデントを減らすための最善の方法何

ですかこういう風に図案化してみれば一発 で分かりますね素早くプロジェクトを短く まとめてしまうことなんですよえこの

プロジェクト期間が短ければ短いほど予想 外が起こる可能性ということを縮小する ことができますからプロジェクトをいかに 短くできるのか動き出したらもうノン

ストップで一気に終わりまで走り抜ける これがアクシデントが起こりにくくなって プロジェクトが成功利に終わるポイントな んだってですどうです言われてみて

当たり前だと思いますけれどもこういう大 規模プロジェクトって実際こう長い期間を 取ってそこにたくさんの人を投入して時間 をかけてちょっとずつやってくものって

イメージあるじゃないですかこの発想が 大きな間違いなんだということなんですね 大規模プロジェクトをやる時というのは 準備にはいくらでも時間をかけるんだと

しっかり考えて後々に起こる問題点などを 潰しておいて準備にはたっぷり時間をかけ た上で動き出したとなればなるべく圧目に

終わらす例えばですよ万博の会場を作るに してもオリンピックの会場を作るみたいな ことにしてもだらだらやってるから為せも 変わってきちゃうし経済情性も変わってき

ちゃうし労働条件なんかも変わってき ちゃうから後期が伸びてコストも上がって きてしまうのであるとすれば短くまとめて いればそうしたトラブルが起こることなく

期間内に予定通りに終えられるんだという 風に言うわけなんですプロジェクトは短く 終わらせるべきだとかしてえより正確に 言いますとthinkスローアクト

ファストという風にこのフリービアさんは 言っております必ずしもですねこれが全て のことに適合するわけではありません大 規模プロジェクトでなければとりあえず

やってみりゃ大変有効ですパッとあまり 考えずにすぐに動き出して動きながら思考 錯誤をしていくこの形の方がはまるタイプ のものもありますま実際この本の中には

そういうタイプのえプロジェクトの話も あったりするわけなんですけれどもえなの で全ての物事に適用されるわけではない大 規模なものでなければあまり難しく考えず

に走り出してPDCを回すのがこれが正解 なわけなんですけども分けこうした大規模 なプロジェクト国家行事みたいなもので

莫大な予算と莫大な人間がタッチするよう なものをうまくやるための秘訣としては しっかりじっくり吟味し検討し計画を立て

て実行だとなりましたら速攻で肩を つつけるいわゆる風林火山ですね早きこと 風のごと動かざること山のごとということ

でじっくり山のごとく構えて準備を進めて やるとなったら風のごとくあっという間で しませるどうですこの本めちゃくちゃ大切 な本だと思いませんとりわけ今の日本社会

にめちゃくちゃ重要なこと言ってると思い ますので皆さんもですね是非ちょっと手に 取ってみてもらいたいなと思います本当 いい本でした

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